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モツ鍋とは
もつ鍋は大阪が発祥の地だと勝手に思い込んでいましたが、実は博多が発祥の地だったということを最近知り、驚いた私です。
という話はさておき、11月にもなれば、恋しくなるのが鍋の類じゃないでしょうか。
野菜もたっぷり食べることの出来る鍋は、週に一度や二度は夕食メニューに登場するようになります。
寄せ鍋、キムチ鍋、ちゃんこ鍋、しゃぶしゃぶ、てっちり、カニすき、すき焼き、鍋のバリエーションは挙げればキリがないのはすでに皆さんもご存知の通りだと思いますが、この数年、特に食べる頻度の高い鍋が「もつ鍋」です。
余談になりますが、この投稿をしている、11月7日はもつ鍋の日なんだそうです。なんでも【 い(1)い(1)もつ 鍋(7)べ 】と、少々無理やり感は否めませんが、ラジオから流れてきた、「今日はもつ鍋の日ですーー」というDJの声に、無性に今日はもつ鍋のクチになってしまいました。
もつ鍋は出汁を味噌や醤油で味付けして、キャベツとニラと言った野菜をモツと一緒に煮込むというシンプルなものです。もつ鍋の魅力はなんと言ってもあのモツから出てくる味をたっぷりと含んだ野菜だと思うのです。
実は私、ホルモンの食感が苦手なのですが、ホルモンから出てくる出汁をたっぷりと吸った、キャベツを始めとする野菜は別物です。
ついつい食べすぎてしまうぐらい、もつ鍋は大好物、お店でも家でも楽しんでいます。
博多のモツ鍋
博多が発祥の地だと書いて、よく足を運ぶ店を見ると、結構「博多モツ鍋」を謳っていることに気がついた次第です。
博多のもつ鍋も、もちろん、昔ながらの味を守り続けている店がある中で、色んなグルメと同様に、形を変え味を変え様々な「博多モツ鍋」があります。
博多の地へは、是非とももつ鍋食べ歩きをしに行かなくてはと思うのですが、発祥の地という話はさておき、このシンプルなモツを使った鍋は、結構、各地にあったみたいですね。
噂が噂を呼んで、口コミで広がって、経路は色々考えられるでしょうが、安くて栄養価も高いモツ鍋が人気を得たのは当然でしょう。
モツ鍋が一気に全国区になったのは、バブル崩壊後の東京に出来た、博多のモツ鍋のお店だったそうです。
以後博多発のグルメが一気に全国区になり、彼の地のグルメぶりは、博多ラーメンに明太子に屋台、私も何度か仕事で立ち寄りましたが、「美味しい街」の印象が強いですね。
モツ鍋レシピ
それでは、私が自宅で一人鍋、友人たちと鍋パーティ、そんなモツ鍋レシピを紹介します。
もつ
鮮度の良い国産牛の生もつ、というのが一番上等です。
スーパーのモツが悪いとは言いませんが、量り売りしているお肉屋さんがあったら良いモツが入手出来る可能性大、私もお気に入りの肉屋さんがあります。
もつと呼ばれる肉にも、色んな部位がありますが、必ず用意したいのは「小腸」ですね。甘い脂肪にぷりぷりした食感がたまりません。
あとはご自由に、ホルモンが苦手な人の為に、焼き肉でお馴染みな「ハラミ」なども美味しくいただけますね。
最高級のモツが手に入ったときは、塩もみして水で洗ってそのまま使いますが、スーパーのモツや、モツの匂いが苦手だって方は、一度茹でてから使うと良いです。
野菜
モツ鍋に絶対に用意したいのは「キャベツ」と「ニラ」です。
その他、鍋に入れる野菜は、何でも良いと思いますが、白菜やもやしなど水が出る野菜はスープが薄くなるんでそのあたりを考えて、入れるタイミングや出汁の濃さは調整したほうが良いですね。
具材
これもまた、木綿豆腐や焼き豆腐、しいたけに舞茸、結びこんにゃくなどお好みで追加しましょう。
以外に美味しいのがささがき牛蒡で、出汁が変わります。
締めの麺
博多の地では、締めには、ちゃんぽん麺が定番な感じですが、気軽に行けるのは冷凍うどんだったり、好みの中華麺を予め茹でておいて投入するのも良いです。
麺では無いですが、ご飯を入れても美味しいし、天満のモツ鍋屋で食べたチーズを投入するリゾットや、何処で食べたか忘れたのですがトマトピューレを加えてパスタって締めはちょっと癖になりました。
スープの作り方
モツ鍋の定番スープ、しょうゆ出汁のモツ鍋スープの作り方です。
・材料
・にんにく2片
・タカノツメ2本
・塩 醤油 味醂 料理酒
昆布と鰹節、あごだしに煮干し、好みの出汁を取って、調味料を合わせます。
え、たったそれだけ?
うどんや蕎麦の出汁と変わらないじゃない?
と思うかもしれませんが、あっさりと、仕上げるのがコツです。この出汁に、濃厚なモツの出汁がたっぷり加わって、極上の出汁となるのです。
さらに、味噌を適量加えれば味噌スープ、味噌と韓国味噌、コチュジャンを加えたり、醤油を使わずに塩だけで仕上げれば塩スープになります。
鶏ガラスープも美味しいですよ。
いずれにしても、化学調味料などは使わずに、良い塩、良い醤油を使ってもつの旨味をたっぷりと味わいましょう。
出汁は大鍋にたっぷり作って置くと、後で足りない、みたいなことにならずに良いです。
モツ鍋に使う鍋
モツ鍋に使う鍋はどんな鍋が良いのか?
結論から言うと、定番の土鍋からうどんすき鍋にすき焼き鍋、鍋は何でも構いません。
画像は、大阪が発祥だと言われるちりとり鍋です。正方形の鉄板の四辺を立ち上げて取っ手を付けた鍋で、大阪では結構この鍋でもつ鍋を食べるお店があります。
道具屋筋へ行った時に、思わず購入したお気に入りです。
もっと気軽にモツ鍋
流石に、モツ鍋がこれほどメジャーな鍋になると、気軽に自宅でという商品が販売されるようになりますね。
モツ鍋スープ
スーパーに行けば、各種のモツ鍋スープの元が並ぶようになりました。
貧乏性なせいか、この手のスープの類はもったいないなと思うのです。一人だと1パックで十分でしょうが、二人三人ともなるとスープの元が沢山必要になります。
何度か使ったことはありますが、結構美味しかったです。
お取り寄せもおすすめ
そして、お取り寄せ。
おなじみの楽天市場やAmazonにYahooなどで、締めのちゃんぽん麺まで付いたモツ鍋セットがお取り寄せ出来ます。
鍋パをする時など、誰が作っても本格的なモツ鍋が完成するのがお取り寄せの良いところ、反面、少々高くなってしまうかなとは思います。
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大阪の人気モツ鍋店
大阪で実際に足を運んで堪能したモツ鍋店のご紹介です。
ボリューム満点の天満のふくみ屋
福福福屋、福を3つ並べてふくみ屋です。
私がモツ鍋に開花したのがこのお店で、よそと比べたら、とにかくボリューム満点。更に美味しいと文句のつけようが無い鍋専門なお店です。
他にも鍋メニューはあるものの、ふくみ屋と言えばやっぱりもつ鍋!
四人で行って四人前注文すると、店の人に注意されます。二人前にしときなさいって。
サイドメニューの香ばしく焼いたモツを塩ダレでいただく、もつ塩なども、是非ともというメニューです。
締めは麺からリゾットまで、最後まで楽しませてくれるお店、特に冬場は予約必須な人気店です。
朝までやってる通天閣もつ鍋屋
レトロな昭和な匂いのする店作りなもつ鍋屋、大阪府下で沢山の店舗を展開するチェーン店が「通天閣もつ鍋屋」です。
とびっきり、のもつ鍋という感じでは無いものの、安定した味、そしてそこかしこに店舗展開しているのが利用しやすいです。
道頓堀店の営業時間は意味不明です、早起きな私が目覚める時間に、まだ一杯やってる人が居ると思うと、なんだか可笑しいですね。
●公式サイト:無し
●TEL:050-5868-2945
●定休日:不定休
●営業時間:月~金 17:00~翌6:30 土 12:00~翌6:30 日 12:00~24:00
ロケーション抜群 千日前のもつ鍋醍醐
大阪千日前の法善寺横丁にある、もつ鍋専門のお店、「もつ鍋醍醐」です。
法善寺横丁に行ったことのある人ならご存知だと思いますが、本当に雰囲気の良いお店が並んで居ます。
カウンター席もテーブル席もあるので、少人数からグループでも大丈夫。
このあたりのお店は高いんじゃないの?と思うでしょうが、醍醐のもつ鍋は1人前700円(税別)とリーズナブル、その分、ちょっと量は少なめですね。
男性は追加の具は必須じゃないかと思います。
最初から一人前余分にというのもありでしょう。
あっさり醤油とピリ辛スパイシー味のスープ、
締めにはチャンポンか雑炊を別途注文します。
●TEL:06-6213-6992
●定休日:月曜日
●営業時間:17:00~23:00
ランチがお得 博多もつ鍋おおやま なんば
なんばパークスの6F、アクセスのし易さ抜群の「博多もつ鍋おおやま」の難波店です。
なんば店以外にも大阪駅に茶屋町といずれもアクセスの良い場所にあって、いつも大賑わいなお店です。
ランチ、ディナー共にコースメニューが沢山ありますが、なんと言ってもランチメニューがお得で飲んで食べても2000~3000円もあれば満腹間違い無し。
画像はもつ鍋定食、1180円。
締めはちゃんぽん麺か白ごはんを選びます。やっぱり麺は外せませんが、明太子が付いているので、どうしても食べたくなる白ごはんは追加で注文します。ご飯は100円。
明太子だけではなくて、おおやまのもつ鍋のスープと白ごはんがこれまた絶品なのです。
ランチはキャベツのお代わりも無料、ご飯の大盛りも無料という太っ腹サービスです。