安国寺のドウダンツツジの紅葉

安国寺のドウダンツツジ

兵庫県は豊岡市但東町のドウダンツツジを見に行ってきました。

ご覧の通り、まるで額縁に入った一枚の絵の様に赤く燃え上がったドウダンツツジが本堂の座敷から眺める事が出来るのです。

安国寺とは

但東町 安国寺

安国寺は鎌倉時代の後期に、無本覚心による開山といわれます。貞和元年(1345年)には足利尊氏が後醍醐天皇をはじめとする南朝の戦没者の菩提を弔うために安国寺と改称したそうです。

安国寺は全国に68もあり、但東の安国寺の様に、名称を改称したケースは多いんだそうです。

当時の安国寺は、今の場所からはそう遠くない、安国寺公園(なつつばきの里)にあって、火災で消失した後に直ぐに今の地で再興されたそうです。

余談ですが、モリアオガエルの産卵なども有名で、度々メディアに取り上げられるそうです。

拝観料が300円必要になります。

 

ドウダンツツジとは

安国寺 ドウダンツツジ

上手く見せる方法を考えたものですね、安国寺のドウダンツツジは部屋の中から見るのがやはり感動も大きいです。そばへ行って眺めると、燃えるような赤色が美しいのは間違いありませんが、生の額縁の絵を見た後では、感動が薄れてしまいます。

ドウダンというのは、「灯台(とうだい)」という言葉が変化して出来たもののようで、ここでいう灯台は、海の道標の灯台ではなく、平安時代などに宮中行事で使われた「結び灯台」のこと。三本の棒を紐で結んで、その上に油の入った小皿を載せて火を灯したのです。

ドウダンツツジの枝分かれの様子が、この結び灯台と同じ形なのです。写真が無いのが残念ですが、たしかに結び灯台に見えなくはありません。

境内にあるドウダンツツジは樹齢100年以上にもなる大木で、一般公開期間中は、夜になるとライトアップもされるそう、、、残念です。せっかく近くに宿をとってゆっくりしていたのに、知らなかったので見逃してしまいました。

桜の花などもそうですが、この風景は一度見逃すと来年までみる事は出来ない訳で、来年も、また必ず出会えるとは限らないのです。一期一会、そんな言葉を思い浮かべました。

また、秋のドウダンツツジの紅葉があまりにも有名ですが、白い小さな花を咲かせる春のドウダンツツジも綺麗だといいます。

 

安国寺へのアクセスと駐車場情報

安国寺 駐車場

無料駐車場が第一~第三まで用意されています。私は週末を外した平日に出かけますので混雑はさほどではありませんが、週末は観光バスが乗り付けるほどだといいます。

やはり車でのアクセスが断然便利ですが、本数は極端に少ないものの、JR山陰本線豊岡駅から全但バス「出石」行きに乗り終点「出石」バス停で下車、その後二度ほどバスを乗り継ぎ来寺することは可能だとは聞きました。

兵庫県豊岡市但東町相田327

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