牛滝山のモミジの紅葉
大阪府下では紅葉といえば、箕面の滝と並んで人気なのが牛滝山、大威徳寺周辺の紅葉があげられます。
大威徳寺は天台宗の寺院で、牛滝山の中にあるので、別名牛滝寺とも呼ばれます。
古くから葛城修験道の一霊場で、多宝塔から先へと遊歩道を歩くと三つの滝があらわれます。
その中でも「三の滝」は、かつて比叡山の学僧・恵亮が修行をし、この滝から大威徳明王が牛に乗って現れたと伝えられ、恵亮が明王の像を彫り本尊として安置したのが寺名の由来だそう。
その後には、弘法大師空海もこの地で修行をし、室町時代建立の多宝塔は空海ゆかりの国の重要文化財で、紅葉と多宝塔との調和は言葉に出来ない美しさがあります。
これぞ紅葉というモミジの赤に、渓谷や滝、苔むした石段は、正しい日本の秋という風情を満喫できるのは間違いありません。
例年、10月の下旬になれば色づき始め、11月の中旬以降には見頃を迎えます。
例年、11月の23日には「牛滝山もみじまつり」が開催されます。私は人混みが苦手なので行った事がありませんが、いろんな催しが用意され、賑わう様です。
牛滝山の駐車場はいよやかの郷で
いよやかの郷は、日帰り入浴から宿泊、宴会、バーベキューにキャンプなどを楽しむことが出来る複合レジャー施設です。私達のように市外から訪れる者も多いでしょうが、地元の方の利用も多く、趣味の会なども開催されて、宿泊などはいつも予約で一杯です。
紅葉を楽しんだ後はもちろんですが、牛滝山のハイキングコースを巡った後にゆっくり温泉に入って食事をしたりと、いよやかの郷と大威徳寺はセットです。
年に何度か訪れますが、ここのご飯のレベルはなかなかのものです。穴子の棒鮨は絶品です。
そして、気になるのは駐車場だと思います。
紅葉シーズンにはご想像どおりの渋滞が発生します。大威徳寺に駐車場はありませんので、いよやかの郷のパーキングを利用する事になります。
パーキングは200台ありますが、紅葉の時期は本当に渋滞が発生しますので、平日や朝早くに出かけるなどした方が良いですし、マイカーが便利なのは間違い無いですが、週末はもしかすると公共交通機関を利用した方が良いかもしれません。
牛滝山 大威徳寺 アクセス
大阪府岸和田市大沢町1178
阪神高速湾岸線「岸和田北」出口より35分
阪和自動車道「岸和田和泉」出口より15分
国道26、170号線、大阪臨海線より岸和田牛滝貝塚線を牛滝方面へ