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出石そばとは
出石そばの歴史は江戸時代の中期にさかのぼります。
出石藩主松平氏と信州上田藩の仙石氏(仙石政明)のお国替えが執り行われた際に、仙石氏は信州からそば職人を連れて出石に入ったそうです。
もともとあったそば打ち技法に、在来のそば打ちの技術が加わり、出石そばが誕生したということです。
その後出石焼きもはじまって、白地の皿にそばを盛るという提供が始まったそうです。
今では出石の城下町には、50軒を超えるそば屋が並ぶ、関西屈指のそば処な訳ですが、そのルーツは信州に有るとは知りませんでした。
出石そばの特徴は、なんと言っても小皿に盛り付けた皿そばを何枚もいただきます。地元では、箸を立てた高さを食べて一人前だとか言われるそうです。
何処のお店でも、五枚一組が一人前で、徳利出汁と薬味でいただくのが基本。出汁はカツオと昆布の出汁が基本で、各店が自慢の出汁で食べさせます。
出石そば 近又
久しぶりの近又へ伺いました。私の中ではこのお店が一番のお気に入り。
行列が出来る人気店なので、ここ何度かの出石そば巡りでは、なかなかありつける事が出来ずに居ましたが、今回は昼前に出石へ入る事が出来、すんなりと入店出来たのです。
おまけに、表には新そばのバナーが、ラッキーな日です。
出石そばの特徴の一つに、薬味が沢山ある事が挙げられます。
卵に山芋、ネギ、大根おろしにわさび。
近又では、まず最初の一枚は塩で、と勧められます。
その後は出汁だけで蕎麦を味わい、ネギやわさびでいただき、山芋に卵と味を変えていくと、そんなに沢山食べる事の出来ない私でも、薬味の数だけ、5枚や6枚はあっという間にいただけてしまうのです。
店員さんの対応も相変わらず親切丁寧で、人気の程が伺えます。この日も、店を出る時には長い行列が出来ていました。
出石そば ランキング
近又
独断と偏見の出石そばランキング、私のランキング一番は、なんといっても上記で紹介した近又です。
店員さんの接客から味まで、何度行っても、たっぷりと出石そばを堪能することが出来るお店です。
田中屋
次点は田中屋です。出汁が絶妙のバランスで私好み。蕎麦が出て来る前にいただける、揚げそばが又美味しい。
入佐屋
そして入佐屋。他店よりも細めな気がする、喉越しの良い出石そばです。
左京
左京は出石そば 2016ミシュラン兵庫のお店。行列が出来る人気店の一つです。
本陣鶴屋
本陣鶴屋。大人数で出かけた時などの対応がバッチリで、時折利用します。
その他
他にも、寛兵衛に大門、但馬などもオススメです。全店舗食べ歩くよ、と嘯いて巡っていますが、なかなか成就出来ません。
正直、大外れといった店には巡り合った事はありませんが、教育の行き届いていないアルバイト店員に不愉快な思いをさせられる店も存在します。
難しい事は考えずに、出石の地に出かけた際には、あちこちのお店を巡って、お気に入りの店と出会うことを楽しみましょう。
出石そば 城下町の駐車場案内
紅葉の投稿でも書いた通り、城下町の駐車場は四ヶ所あります。
>>> 出石城跡の紅葉
・西の丸市営駐車場
・鉄砲市営駐車場
・出石総合支所南駐車場
・大手前駐車場
城跡に近い所から埋まって行きますので、鉄砲町の駐車場を目指すと楽に駐車できます。一台400円とリーズナブルな料金設定です。
出石へのアクセス
兵庫県豊岡市出石町内町 兵庫県豊岡市出石町