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久々比神社
以前からお参りしたいと思っていた久々比神社へ参拝しました。
豊岡のコウノトリの郷公園のすぐ近くにあり、久々比神社とかいて「くくひじんじゃ」と読みます。
「くくひ」というのは、コウノトリの古い呼び方だそうで、昔はこのあたりは「くくい村」と呼ばれ、古来よりコウノトリが沢山飛んでいた地域なのだと言います。
コウノトリの赤ちゃん伝説
コウノトリが赤ちゃんを運んで来るというエピソードは有名ですよね。
ある村に、子供に恵まれない夫婦が暮らしていたところ、夫婦の家の煙突にコウノトリが巣を作りました。
夫婦は暖炉を使うのを止めて、コウノトリの子育てを見守りました。
やがて子育てが終わったコウノトリが飛び去った後、夫婦は子宝に恵まれましたのです。
こんなエピソードだったと思います。
煙突から想像出来るのは、このお話が海外のものだと伺えますが、日本でも「コウノトリ」を「幸の鳥」と書くことができ、幸せを運んでくる鳥として、日本でも根付いたのだと思います。
実際に、全国各地から、沢山の方が子宝を願い久々比神社にはお参りにこられ、その数だけ喜びの声があるといいます。
今では旅行代理店がコウノトリ見学の工程に久々比神社への参拝を組み込んだりもするツアーまでもがある様子です。
また、人工飼育された国の特別天然記念物コウノトリを自然界に返す放鳥式典で、記念すべき最初の一羽をその手で放たれた秋篠宮ご夫妻が翌年の歌会始の儀で、その様子をお詠みになられた直後に紀子さまのご懐妊が判明した事もあります。
現在の本殿は永正四年(1507年)に再建されたものであることが知られ、室町時代中期の代表的様式を示した歴史ある神社で国の重要文化財に指定された重要な建物になります。
久々比神社の御守りと御朱印
久々比神社には、宮司が常駐されていません。重要文化財がそれで良いのだろうか?と心配です。
参拝はいつでも自由にできますが、奉納する絵馬や御守りが欲しい方は、すぐ隣にある、喫茶店「AVIANTOT(アビアントット)」にていただくことが出来ます。
尋ねれば良かったのですが、御朱印帳をいただける雰囲気ではありませんでした。
AVIANTOT(アビアントット)
余談にはなりますが、AVIANTOT(アビアントット)は、緑に囲まれた気持ちのよいレトロな喫茶店という感じで、美味しいコーヒーがいただけます。
お参りの後にゆっくりコーヒーでもいただきながら休憩するのにピッタリです。
久々比神社へのアクセス
コウノトリの郷公園からは車で5分ほど、ぜひお立ち寄りください。