天橋立といえば、日本三景に数えられる景勝地です。
関西では、社員旅行などでも訪れることが多い、屈指の観光スポットだと思います。
目次
日本三景 天橋立の紹介
白い砂浜と松林、日本の原風景の一つなのは間違いないでしょう。
四季折々の美しい姿を見せてくれるのが天橋立です。
宮津湾と内海の阿蘇海を南北に隔てる砂州で、8000本もあるという松は、大部分が自然に生えたものだと聞くと、ますますその凄さを感じます。
百聞は一見にしかず、是非実際にごらんいただければと思います。
古くは平安時代から名勝として知られているそうで、宮城の松島、広島の宮島と共に日本三景として知られています。
先にも書いた通り、関西人は足を運ぶことも多いのですが、私自身が若い頃はなんて退屈な場所だと思っていました。
ですがそれなりに歳を重ねた近ごろは、天橋立は悪くないな、と思うようになったワケですから不思議なものです。
天橋立の観光スポット
では、天橋立の有名所な観光スポットを幾つか紹介します。
もちろん、ここで紹介するのはほんの一部。
昔からある名所以外にも、新しく出来た名所も少なくありません。
天橋立ビューランド
天橋立のお決まり定番コースは、「天橋立ビューランド」でしょう。
ロープウェイを使ってアクセスします。
レストランや幾つかのアトラクションなどがある、ミニ遊園地と言った感じで、小さなお子さんは喜ぶと思います。
アトラクションには興味の無い我々の目的は天橋立の眺めです。
こちらから眺める天橋立の姿は龍が点に登る姿にも見えることから、「飛龍観」などと呼ばれ、北側の傘松公園からの天橋立の眺めは「斜め一文字」と呼ばれます。
西側の大内峠一字観公園からの天橋立の眺めは「一字観」、東側からの天橋立の眺めは「雪舟観」と、それぞれから見た呼び名がついているのです。
智恩寺(ちおんじ)
奈良桜井市の安倍文殊院(安倍文殊)、山形県高畠町の 大聖寺(亀岡文殊)とともに日本三文殊のひとつ「切戸の文殊」として知られます。
本堂の文殊菩薩を安置する文殊堂は、室町時代に創建されたといいます。
天橋立界隈を散策するにあたっては、必ず目にする場所にあるのでお詣りはし易いと思います。
成相寺(なりあいじ)
成相寺は、西国三十三所第28番札所の寺院、御本尊は聖観世音菩薩です。
美しい朱塗りの門と仁王像、雪舟はそんな様子を極楽浄土に見立てて、有名な国宝「天橋立図」を描いたと言われています。
本堂より上にある展望所からの天橋立の姿もまた素敵な眺めです。
元伊勢籠神社
伊勢神宮の神様、天照大神、豊受大神がこの地から伊勢に移されたという故事から元伊勢と呼ばれます。
奈良時代に丹後の国の一宮となり、現在も最高の社格と由緒を持つ神社です。
天橋立の温泉情報
日本三景の地は、三箇所ともに温泉を持っていませんでした。
そんな中、宿泊施設の現象に苦しむ各地域では温泉をと取り組みをはじめて、天橋立でも1999年に天橋立温泉が開湯しています。
現在では旅館9軒、民宿2軒、外湯1軒で温泉が利用されているそうです。
伊根の舟屋
天橋立から路線バスに乗り継いで約一時間ほどの場所にある伊根まで足を伸ばすのも良いかもしれません。
海の上に建つ、伊根の舟屋。一階が船着き場、二階が住居となっている建物は近ごろすっかりと有名になりました。
美味しいものも色々あるので、時間があれば是非とおすすめしておきます。
近ごろは、宿泊出来る舟屋も何軒かあり、私も一度それではと宿泊してきました。
天橋立のグルメ情報
天橋立の楽しみに、これはもう、絶対に美味しいもの!間違いありません。
冬の日本海のグルメの代表選手はカニ
何と言っても、冬の季節の日本海の楽しみといえば「カニ」。
今回は蟹のフルコースがお目当ての旅でした。
蟹しゃぶ、蟹すき、焼蟹、蟹にも色々ありますが、
温泉とカニのセットほど身も心も幸せな気分で、落ち着ける休日になるものは無いと思いませんか?
近年流行りのぶりしゃぶ
ぶりしゃぶがまた美味しいのが天橋立です。
ささっと出汁にくぐらせてポン酢でいただきます。
刺し身なら数切れでお腹がいっぱいになってしまいがちですが、ぶりしゃぶは何切れでも食べれるほどの美味しさ!
実はブリしゃぶ、この界隈、伊根町が発祥の地だそうで、伊根は、富山の氷見、長崎の五島列島と共に、日本三大ぶり漁場の一つに数えられるのです。
海鮮居酒屋 富田屋
宮津駅の駅前にある富田屋。
地元の漁師の方なども出入りしている食堂で、地元の食材をふんだんに使った料理が色々と楽しめる人気食堂です。
居酒屋とありますが、お昼には画像の様な絶品ランチがいただけます。
智恵の餅
歴史ある社寺の近くには、たとえば天神さんの梅ヶ枝餅など、
必ずこういった名物の和菓子がありますね。
食べたら賢くなるという智恵の餅、素朴な美味しいおやつです。
傘松だんご
丹後産のこしひかりを使った傘松だんご、「みたらし」と「味噌」があります。
宮津バーガー
こちらはオイルサーデンを挟んだ宮津バーガー。
運河沿いにある洒落たカフェにていただけます。
すし小銭のいわし鮨
文字通りいわしのお寿司で、お土産にも喜ばれること間違いありません。
カウンターだけですが、店内でもいただくことが出来ます。
新鮮ないわしを丁寧に処理して、しょうがとネギ、甘みのあるシャリがたまりません。
宮津へ出向いた際のマイブームなお店なのです。
天橋立ワイナリー
国産葡萄を100%使用して作った天橋立ワイン。
レストランが併設されているので、お土産ついでに食事なども出来ます。
天橋立のホテル 宿泊情報
お料理が自慢の宿から温泉宿に景色の素晴らしい宿。
沢山の宿があるので、目的をはっきりさせて、慎重に選ばないと後悔することになるかもしれません。
たとえば、今回の天橋立は「蟹たっぷり」がお目当てでしたので、まずは、蟹が美味しいと評判の口コミ情報を元にネットで検索しました。
それから次にお風呂は温泉が良いなと。
ホテルとか旅館に拘りは無くて、そこそこのお値段も構わないという条件です。
そして予約したのは「天橋立温泉 旅館 松月」というお宿。天橋立まで数分という立地も、界隈を気ままに観光するのには最適でした。
お目当ての宿を見つけるコツは、先に書いた通り、口コミをよくチェックすること。
それから、複数の宿泊サイトの写真を見ること。各サイトでカメラマンが違ったりすると、見せようとする箇所が違うものです。
そして、今はもう、インターネットでの予約は当たり前になりましたが、必要な情報がキチンと掲載されているかはまちまちです。
駐車場の有無やチェックインの時間など、判らないことなどは直接問い合わせるべき。
せっかくの旅行なので、現地で面倒くさい思いはしたくありませんからね。
天橋立へのアクセス
車でのアクセスは、「宮津 天橋立」を目指して大阪から約100分、京都市内から約70分、名古屋からは約3時間ほどでアクセス出来ます。
各地からは高速バスなども運行されていますし。
電車だと、JR福知山線で福知山~京都丹後鉄道で宮津に入り、天橋立へと入ります。
まとめ
一昔前ほど人でごった返すという場所ではありませんが、
比較的アクセスも良く、日本海の魅力がたっぷりと詰まった天橋立。
のんびりとお湯に浸かって美味しいものをいただく、
そんなひと時を過ごすにもってこいの場所だと思うのです。