堺 開口神社(あぐちじんじゃ)の御朱印

開口神社について

堺 開口神社(あぐちじんじゃ)

開口神社へとお参りしました。

地元では「大寺(おおてら)」さんと呼ばれ、親しまれています。

以前紹介した、堺の天神さんと並んで、「北の天神さん 南の開口さん」です。

>>> 堺の菅原神社の記事はこちらから

 

立派な神社です。北門、東門、西門と三つの参道があり、境内の摂末社の数は二十幾つもあって、戎さんや大国さんを始め、台所の神様、荒神さんが祀られている神社との出会いは初めてでした。

大寺さんの歴史は古く、創建は西暦の200年頃で、天平18年(746年)には行基により念仏寺が建立され神仏習合が始まりました。

平安期には空海や空也が密教や浄土教の道場になったことから、大寺の通称が定着するようになったといいます。

明治の時代になって、神仏分離の習慣が禁止された訳ですが、大寺さんをお参りすると、今も、そこかしこに神仏習合時代の名残を感じる事が出来るのでした。

西参道入口にある、金龍井や薬師社と薬師如来坐像、大寺縁起絵巻、現在は本願寺堺別院にある、念仏寺の梵鐘。

興味のある方にとって、開口神社、大寺さんは日本の神社仏閣の歴史を垣間見ることが出来る神社なのは間違いありません。

開口神社の安産祈願と厄除け

堺 開口神社(あぐちじんじゃ)

開口神社は、安産祈願と厄除けが特に有名です。

妊娠五ヶ月目の戌の日に、子宝に恵まれた事に感謝し、お腹の赤ちゃんと健康と無事に出産できる様にと安産祈願と、男性42歳、女性33歳の大厄祓いに堺の人は足を運びます。

創建を勅願された、神功皇后は臨月でありながら新羅遠征を果たし帰国後、無事元気な赤ちゃんを出産されたとのことで、安産・子育ての女神として篤く信仰されているのでした。

 

たくさんの発祥の地と碑

堺 開口神社(あぐちじんじゃ)

境内には、様々な碑が建立されています。

画像は、堺の幼稚園教育発祥の地。他にも「大阪府立泉陽高等学校発祥の地」「大阪府立三国丘高等学校発祥の地」があったり、「山本梅史(ばいし)句碑」や「与謝野晶子歌碑」、「無礙庵(むげあん)」という茶室があったり、開口神社は堺の町の歴史と文化に深く関わってきたことが伺えます。

開口神社の御朱印

堺 開口神社(あぐちじんじゃ)の御朱印

三つ茄子の神紋が素敵です。右上には泉州堺大寺と書かれてます。今の時代にまで、神仏習合がしっかりと受け継がれているということなのでしょうか。

開口神社へのアクセスと駐車場

界隈にはそこかしこにコインパーキングがあります。

寂れてしまったとはいえ、かっての賑わいは相当なものだったという山之口商店街を抜けて、菅原神社も一緒にお参りするコースもオススメです。

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