堺市の銘菓 かん袋のくるみ餅

堺市の銘菓 かん袋のくるみ餅

もう何年も前の話になりますが、堺生まれの堺育ちな友人が、堺の銘菓だと手土産に持ってきてくれたのがこのかん袋のくるみ餅です。

かん袋のくるみ餅情報

以来、病みつきになってしまい、何かことある度に足繁く通う様になってしまいました。

流石に歴史のある街ですね、堺という土地は、何気にこういった名物が多く、私達を喜ばせてくれます。その昔は酒作りが盛んであったとか、刃物に線香、くるみ餅意外にも、追って紹介したい、銘菓は幾つもあります。

名前の由来

かん袋というのがお店の屋号なのですが、これは、紙袋(かみぶくろ)が訛った呼び方で、なんと、かの豊臣の秀吉公が命名したという逸話が残っています。

当時のかん袋の主人であった、和泉屋徳左衛門は、大阪城の天守閣の瓦を葺く手伝いを買って出たのだそうで、その際に、餅作りで鍛えた腕力で、瓦を屋根に放り投げ、仕事のスピードアップに貢献したのだそう。

たまたま、その様子を見た秀吉公は「かん袋が散る様に似ている」と、徳左衛門のその腕力をたたえたそうです。以降、かん袋が屋号になったと伝えられます。

へー、秀吉さんの時代からあるのですね、というと、さらに歴史はもっと古くて、創業は1329年。時代は鎌倉時代にまで遡るというのですから、まさに歴史と伝統の「堺の銘菓」だと思います。

くるみ餅はこんなお餅

堺市の銘菓 かん袋のくるみ餅

手土産としていただくかん袋のくるみ餅は、写真の様にかん袋の名の入った坪に入ったものと、パックのものがあります。手土産として下げて行くのであれば、当然、坪に入った物が高級感があって良いですよね。

ほっとする甘さ、という感じでしょうか。私のところの事務所に良く出入りする左党の多い男性陣も、くるみ餅があるとお茶が欲しいと喜んで食べるぐらいの人気ぶりなのです。

お店に行ったら注文したいのが氷くるみ餅

堺かんぶくろの氷くるみ餅

お店にくるみ餅を買いに行った際には、
是非にと私がオススメしたいのは「氷くるみ餅」です。

くるみ餅の上にかき氷が乗っています。

冷凍技術が伝わった明治の時代から続く逸品で、
当時から夏になると行列が出来る人気メニューだったと言います。

くるみ餅のスッキリとした甘さの餡との相性がばっちりで、
おかわりをしたいと思わなかった事が無いほどの美味しさなのです。

堺市の銘菓 かん袋のくるみ餅

店内に入って注文すると、持ち帰りでも店内でいただく際にも、ご覧の様な木札が渡されます。

◯◯番のお客様ー、と呼ばれるとうやうやしく受け取るという風になっています。

かん袋へのアクセス

堺市の銘菓 かん袋のくるみ餅

お店はちんちん電車 阪堺線の寺地町からすぐの場所にありますが、
間違いなくマイカーが便利です。

お店の斜向いにかん袋のコインパーキングがあります。
コインパーキングの入り口は大道筋側です。

お支払をする際に、駐車券を差し出せば90分間無料にしてもらえます。

大阪府堺市堺区新在家町東1-2-1

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