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関西の梅の見頃 開花時期をチェック
一言で梅といっても、品種によっても違いますし、とうぜん、山間部などでは開花は遅くなりますから一概には言えませんが、関西では早いところでは1月下旬から3月の中旬ぐらいまでが梅の見頃時期となります。
日本では江戸時代にたくさんの梅の品種の育成や改良が行われました。
花の観賞を目的とする「花梅(はなうめ)」と実の採取を目的とする「実梅(みうめ)」があり、現在では300種以上の品種があるそうです。
ご存知のとおり、観賞する為だけではなく、梅干しなどは日本が誇る食品として、知らない者は居ないのではないでしょうか。
梅の歴史は江戸時代どころではなく、遣唐使が中国から持ち帰ったといわれ、平安時代に広く普及したのだそうです。
梅といえば、ご存知、平安時代に活躍した菅原道真公を祀った、天神様です。道真公が梅を愛したことはよく知られており、全国の天満宮には必ず梅の木があります。
大阪府下でも、以下に紹介する大阪天満宮や道明寺天満宮では梅の花目当てに沢山の人が訪れる人気スポットとなっています。
大阪天満宮の梅林
天満の天神さんと呼ばれ親しまれている大阪天満宮、境内の北側にある星合池の周辺の境内に植えられている梅の木は約100本ほどあります。
梅が見頃の時期に毎年行われる「てんま天神梅まつり」の期間中には様々なイベントが行われます。
>>> 大阪天満宮についての記事
大阪市北区天神橋2丁目1番8
道明寺天満宮の梅林
道真公が大宰府の地で亡くなられたのが、延喜3年2月25日。毎年、この時期が梅の見頃で、道真公の命日であるこの日に「例祭(梅花祭)」が行われます。
梅花祭の日は、毎月25日に行われる骨董市と合わせて、沢山の人で賑わいます。
藤井寺市 道明寺1丁目16−40
大阪城公園の梅林
ご存知、日本三名城の一つ、大阪城の下に広がる、大阪城公園の梅林です。大阪城は桜の名所としても有名ですが、梅の名所でもあります。
昭和49年3月の開園以来、今では100品種を超える梅が鑑賞でき、1.7haの土地に1270本もの梅が植えられています。
早咲きの品種は1月の下旬から咲き始め、3月の半ばまで楽しむことができ、大阪に春を知らせる風物詩の一つとして親しまれます。
大阪市中央区大阪城1-1
万博記念公園の梅林
自然文化園の梅林では、124品種、600本の梅が、日本庭園の売品では37品種、80本の梅が咲きます。手入れの行き届いた梅林は見事。紅葉に桜、万博公園は四季折々の自然を楽しむことの出来る高ポイントです。
万博記念公園梅まつりは公園内の人気イベントです。
吹田市千里万博公園1−1
金熊寺梅林
泉州の梅の名所として名高いのが金熊寺(きんゆうじ)梅林です。
300年余り前、寺に隣接する信達神社の神主・矢野氏に「この地に梅樹を植えると神領益々隆盛となる」のお告げがあり、矢野氏一族および土地の人々の手によって白梅を中心とした約2000本の梅が栽培されたそうです。
信達神社とともに「大阪みどりの百選」にも選ばれており、小高い山の上に咲く梅の花は平野部よりも少し遅めの2月中旬~3月中旬が見頃となります。
泉南市信達金熊寺798
錦織公園梅林
羽曳野丘陵の南、「大阪みどりの百選」にも選ばれている錦織公園の梅の里です。
約380本の梅が例年2月下旬から3月上旬にかけて見頃を迎えます。毎年「梅まつり」も開催され、自然を生かした公園は家族連れでも楽しめる公園として人気です。
富田林市錦織1560
荒山公園の梅林
荒山公園は、堺の多治速比売神社の敷地のを利用して造られた、総面積17ヘクタールもの総合公園で、梅林は、面積2.7ヘクタールの土地に植栽されました。
50品種、約1400本あり、2月中旬から3月上旬に見頃をむかえます。
堺市南区宮山台2丁目3